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野球賭博

野球賭博で何人かが解雇されるなど、厳しい対応がされています。
実際のところ、野球賭博がこれほどまでに糾弾されているのはどの辺が原因なんでしょうか。

そもそも賭け事がわるいのは
"国民の射幸心を煽り、勤労の美風を損い、国民経済の影響を及ぼすから"というところらしいです。
確かに楽して儲けたいってのは一般人にとっては結構普遍的な願いであるかなと思います。
ただ、パチンコや競馬、競艇などの一部ギャンブルや金融商品の取引etcについては合法化されていて、そこで儲けたからといって捕まってしまうこともありません。

競馬に関しては、第一次世界大戦後の政策として軍馬の生産を考えており、その手段として競馬が利用された節があり、馬券の取締を行うことは良質な軍馬を生産する上での支障となるために許可を行ったようです。

また、競輪に関しては
自転車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与するとともに、地方財政の健全化を図るため
だそうです。

要するに何らかの国益が発生する場合には許可をしているということでしょうか。実際のところは国への利益というよりも政治的影響力の強い業界への利益、といったところもあるかもしれないですが。
国益ってところがなんともグレーな感じで(解釈の仕方でどんなものも国益と結び付けられそうなので)嫌なのですが、だからといって、完全に賭け事を禁止もしくは許可してしまうのも問題があるのでしょう。

規制を強化してしまえば禁酒法がギャングの資金源になったことと同じく、アンダーグラウンドでの賭博が暴力団の活動資金となってしまうようにも思いますし、逆に賭け事が盛んになってしまえば、労働の阻害要因になりうることも明らかです。
現代でも勤務時間に株取引やFXをやっている人や、パチプロやデイトレーダーなどとして生計を立てている人がいることによる労働力の毀損も発生しているように思います。

そう考えると、今のグレーな感じが落しどころとしては致し方ないところなんでしょうかね。

で、今回の野球賭博の件で気になったのはもう一点ありまして、それはマスコミが世論の形成を通じて罪の軽重を決めているところです。賭博みたいなグレーなところではマスコミの見解が威力を発揮しがちですね。
ただ、罪の軽重を決めるのは裁判所であって、この原則は三権分立の基本要素というところで今の社会のバランスを保つ上でめっちゃ大事なところなんですがね。
野球はだめで花札はもうちょい軽くて、みたいなところをマスコミが醸し出しているように感じているのですが、なんででしょうか。

森喜朗や横峯良郎にも賭けゴルフみたいな話ありましたけど、ここは結局なんにもならなかったですよね。政治家の事件で言えば、政治家が大事なネタ元となっている以上は持ちつ持たれつの関係でしょうからこの結果は不思議ではないですが。
それに、機密費つかって記者を懐柔させている話みたいな身内の黒いネタもテレビには全く出てこないですね。

いやこれ、ほんとに良くないと思います。
横綱の白鵬も関わっていたとの話も出てきますが、これが引退した朝青龍だったらマスコミはどう報じていたんでしょうか。もっと酷いコメントを選んで集めて報じた結果、引退や解雇へ追い込んだりなんてこともあったんじゃないでしょうか。報道されまくった上での解雇だなんて社会的抹殺に近いですから本人にとっては相当なダメージですよ。(朝青龍であればこのくらいは平気でしょうが)
凶悪事件にもこんな傾向が起こることも起こり得るんじゃないですかね。裁判員制度って出来ましたけど、この制度が個人の判断を取り入れるってことは、マスコミの情報に感化された判断を取り入れるってことじゃないですか。
その結果、冤罪で死刑とか…
いや恐ろしい。

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