« January 2010 | Main | July 2010 »

法人税減税とゆとり教育

両者が似ているように感じています。

どこが似ているかですけど、両政策ともに甘やかしなんです。
こどもに余暇を与えて甘やかすのがゆとり教育で、企業に余剰金を与えて甘やかすのが法人税減税。
ぶっちゃけ両方反対です。
甘やかすというと精神論とかいう話になりそうな気配もしますが、そんな話はするつもりではありません。

そもそものゆとりの失敗の原因としては余った資源の使い道を提示できないため、結局はその資源の使い道をその当事者に委ねてしまった、というところにあると考えています。
先程は甘やかしという表現をしましたが、それはこのような政策の不備(有効な使い道を提示しないで資源を与えたこと)により余暇を有効に生かせずに結果的に甘やかしになった、という話です。

水は本来は低きに流れるものです。余暇だけ与えたら子供の多くが己を甘やかすことになるというのは予想できたはずです。
ゆとり教育では緩めるだけでなく、従来とは違うやり方で引き締めるということが必要だったわけです。
今になって思うことですが、ゆとり教育というのは、詰め込み教育といわれているものへのカウンターディスコースとして発生し、皮肉にも詰め込み教育の意義を一定程度再認識するためのかませ犬として消えて行くことでようやくその存在意義を示したように思えてきます。

話を法人税の減税へ戻しますが、こちらでも同じ轍を踏もうとしているのでは、と思っています。
かつての日本ではゆとり教育の失敗から従来型の教育の意義を学び、またその失敗を許容する力も今のところ残されていたように思います(ゆとり教育についての実際のツケはゆとり世代が社会に出てから払うことになるので、最終的な判断はできませんが…)。
しかし、さすがに再度失敗をする余裕はもうこの国にはありません。

おおかた法人税減税の狙いは
・企業の活力を引き出し、経済成長につなげる。
・外資系企業の誘致
といったところでしょう。

外資系企業の誘致についての問題は別の機会に書くこととしますが、減税から経済成長への道筋はきちんと描けているのでしょうか。減税によって発生した余剰金が内部留保や株主への配当へと消えてしまわないといえるのでしょうか?
せめて、経済成長につながるような投資活動をしている企業に関してのみ減税を実施すべき、とするのが税制のあり方としては妥当ではないでしょうか。

税制とはこれからの国の方向性を伝えるメッセンジャーとしての役割を持っています。
沈みゆくこの国に今必要なものは、医療、福祉などの社会保障の原資を稼ぎ出すことができる強い企業です。
このように国際化した社会では利益を生み出し続けることができる企業とは成長を続ける企業のみだと考えます。そのため、"今必要としているのは未来への投資活動を行い続ける強い企業を志向する企業である"というメッセージを税制を通じて国から発信すべきだと考えます。

なんだか言いたいことがうまく出しきれませんでしたが、夜も遅いのでこのあたりで。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

社民党ってなんですかね…

社民党の動きが目に余るところがあったのでつい。
なにが嫌かって、僕としては沖縄の基地問題に対する党首の発言がどこを切ってもひとごとのスタンスなのが納得いかないわけです。
仮にも与党と名のつくところにいるのに文句ばかり言って、問題の解決は民主党に押し付けて、この人は政治家という職業で何がしたいんでしょうかね。

文句があるなら代替案を出して自分で実行してみせろって話ですよ。与党なんだから政策を実行するにはこれ以上ないチャンスなはずなのに、与党になっても口だけ動かしてる。
首相に対しては"言葉の重み"、なんてことをいっているようですが、政策実現のためには言葉ではなく行動にこそ重みがあることをかみ締めるべきは福島氏本人ではないでしょうかね。
人気取りのために沖縄を利用しに現地訪問する暇があるんだったら、国外移転の話のひとつでもまとめてこいって。

なんでこんな人が議員やってるんでしょ、と思ったら前回は比例区で当選しているようです。
選挙区から出たんじゃ当選はできないだろうに、そんな人が与党のキャスティングボードを握っているだなんて。
そもそも比例で当選するのってのは議会制民主主義の仕組みを考えたときにふさわしいのでしょうかね。

ホント沈んでいくこの国を救うにはどうしたらいいんでしょ。
とりあえず頑張って働くか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2010 | Main | July 2010 »